ホンザワ ユウスケ
HONZAWA YUSUKE 本澤 有介 所属 関西医科大学 内科学第三講座 職種 講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 日本人のバレット食道~食道腺癌シークエンスにおけるエピゲノム異常 |
会議名 | 第111回日本消化器病学会総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
発表者・共同発表者 | ◎四十万谷卓也, 田原智満, 下釜翼, 小林三四郎, 中村尚広, 高橋悠, 本澤有介, 富山尚, 深田憲将, 長沼誠 |
発表年月日 | 2025/04/24 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 京王プラザホテル |
開催期間 | 2025/04/24~2025/04/26 |
学会抄録 | ウェブ |
概要 | 背景・目的:本邦の食道腺癌は背景粘膜にShort segment Barrett's esophagus(SSBE)を有する例をしばしば認めるが,SSBEの発癌ポテンシャルは不明である.本研究では,日本人バレット食道,食道腺癌におけるエピジェネティックな変化を解析し,SSBEの発癌における意義を検討した.方法:バレット食道腺癌(n=22),背景バレット食道(n=27),非担癌患者バレット食道(n=50)由来のゲノム試料を用いた.Reduced Representation Bisulfite Sequencing(RRBS)により食道腺癌と背景バレット食道に認められる遺伝子メチル化異常を同定し,公的マイクロアレイデーター上の遺伝子発現との関連を検討した.個別の候補遺伝子のメチル化状況についてパイロシークエンスにより解析した.結果:癌背景バレット食道,非担癌患者バレット食道ともにSSBEが高頻度のコホートであった(それぞれ21/27,46/50).バレット腺癌・背景バレットでは遺伝子転写開始領域1kb以内を中心にメチル化の蓄積が認められ,N33,DPYS,SLC16A12のメチル化レベルは非担癌患者バレット食道に対し癌患者の背景バレット,癌で高かった.RRBSにより同定した癌背景バレット,癌組織で高メチル化をきたす遺伝子(n=645,1438)のそれぞれ26%,32%がマイクロアレイにおいて食道腺癌で発現が低下しており,Gene Ontology解析ではbiosynthetic/metabolic processに関連を認めた.結論:食道腺癌に付随するSSBEにメチル化が集積されており,癌化に関与している可能性が示唆された. |