ナガヌマ マコト
NAGANUMA MAKOTO 長沼 誠 所属 関西医科大学 内科学第三講座 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Adapted Mayoスコアを用いた生物学的製剤未使用潰瘍性大腸炎に対する生物学的製剤有効性の比較 多施設共同無作為比較試験より |
会議名 | 第111回日本消化器病学会総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 特別講演・招待講演など |
発表者・共同発表者 | ◎長沼誠, 志賀永嗣, 松浦稔, 藤井俊光, 竹中健人, 山本章二朗, 松林真央, 小林拓, 青山伸郎, 久松理一 |
発表年月日 | 2025/04/26 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 京王プラザホテル |
開催期間 | 2025/04/24~2025/04/26 |
学会抄録 | ウェブ |
概要 | 我々はこれまでBio未使用UCに対してIFX,UST,VEDの有効性を検証するためのRCTを施行し成果を報告してきたが,近年承認された新規Bio製剤のRCTはAdapted Mayoスコアを用いて評価していることより,新たにpost-hoc解析を行い他製剤との有効性の相違について考察した.(方法)登録時Mayoスコア6以上・Bio未使用例の治療抵抗性治療抵抗性UC患者を無作為にIFX,UST,VED治療に割付し,3群の12週目Adapted Mayoスコアによる寛解率,改善率,ステロイドフリー寛解率,組織学的内視鏡的改善率を比較した.(結果)20施設107例が登録,有効性評価に97例(IFX33例,UST30例,VED34例)が採用された.12週目臨床的寛解率は,IFX39.4%,VED35.3%(IFXに対するOR0.8(95%CI:0.3-2.3)),UST56.7%(OR2.0(95%CI:0.7-5.5),改善率はIFX48.5%,VED58.8%(OR1.3(95%CI:0.5-3.5),UST73.3% OR2.6(95%CI:0.9-7.5)であり,投与群間で有意差は認められなかったがUSTの有効性が高い傾向であった.ステロイドフリー寛解率はIFX36.7%,VED32.4%,UST46.7%,組織学的内視鏡的改善率はIFX27.3%,VED36.7%,UST37.5%であった.12週目 Adapted Mayoスコア寛解に寄与する因子としてUSTは登録時MES2(p<0.01),VEDは登録時Adapted Mayo(p=0.02)・PRO2低値(p<0.01)が挙げられた.IFXは登録時チオプリン使用例で寛解率が高い傾向にあった(p=0.07).(結語)IFXに対するUST,VEDのAdapted Mayoスコアによる寛解率・改善率の劣勢は確認できなかった.UST,VEDは内視鏡または臨床的中等症例で治療効果が高いことが示され,個々の治療選択をする上で臨床背景を考慮することが重要だと考えられた.Bio未使用例に対する3製剤のAdapted Mayoスコアによる寛解率・改善率は既報の他製剤と遜色ないと考えられた. |