ナガイ ヨシミ
NAGAI YOSHIMI 永井 由巳 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | シンポジウム7 加齢黄斑変性のトータルケア 加齢黄斑変性の診断~OCT画像を中心に~ |
会議名 | 第63回日本臨床眼科学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
発表者・共同発表者 | ◎永井由巳 |
発表年月日 | 2009/10 |
開催地 (都市, 国名) |
福岡 |
概要 | 第63回 日本臨床眼科学会
加齢黄斑変性(AMD)の診断には、詳細な眼底検査に加えてフルオレセイン蛍光造影(FA)、インドシアニングリーン蛍光造影(IA)、光干渉断層計(OCT)が必須となっている。しかしながら造影検査は侵襲が大きく、疾患の性格上高齢者の患者が多いことから検査の回数は可能な限り少ない方が好ましい。また全身の問題からこれらの造影検査を実施できないこともある。更に黄斑疾患患者の受診者数の増加に伴い、外来での造影検査を実施する数も激増し患者やスタッフへの負担も大きく、簡便に撮影できるOCTの重要性が高まっている。 近年のOCTの進歩は目覚しく、最近のスペクトラルドメインOCTは分解能が3~5μmとなり、外境界膜や視細胞外節内節接合部(IS/OS line)、網膜色素上皮やBruch膜も明瞭に区別することが可能となってきた。 今回、OPTOVUE (RTVue-100)を用いて4か月間に撮影したAMD440眼について感覚網膜、網膜下、網膜色素上皮下、脈絡膜についてのOCT所見を検討し、検眼鏡所見やFA、IAでの所見と対比することによってOCT画像所見の裏づけを行った。その結果から、造影検査を行えなくてもOCTの所見だけでも診断でき、また昨今の抗VEGF薬投与後の経過観察における効果判定をOCTで行える所見を呈示する。 |