ナガイ ヨシミ
NAGAI YOSHIMI 永井 由巳 所属 関西医科大学 眼科学講座 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 「OCT 黄斑疾患編」 |
会議名 | 眼科スタッフセミナー 2017 名古屋 |
学会区分 | 定期開催セミナー |
招聘 | 招聘 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎永井由巳 |
発表年月日 | 2017/08 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋 |
概要 | OCTは1997年に日本に導入されて以来、撮影範囲や解像度の飛躍的な進歩により眼底疾患の診断や治療方針の決定や治療効果の判定を行う上で欠かせない検査となった。
特に導入当初から眼底後極部、とりわけ中心視力に直結する黄斑部のOCT所見やその読影については多くの報告がされているが、機器の進歩に伴い、当初は網膜を中心とした画像から硝子体~網膜~脈絡膜~強膜まで観察することが可能となり、解像度の進歩から網膜色素上皮や視細胞の領域を詳細に観察できるようになったことから疾患の診断時に視機能の予後についても推測できるようになった。また、最近ではOCT angiographyの登場によって、網膜や脈絡膜の血管の状態を把握したり、新生血管の有無や範囲などを観察したりすることも可能となり、血管造影の施行回数を減らすこともできるようになってきた。 このセッションでは黄斑部に生じる代表的な疾患(黄斑上膜、黄斑円孔、中心性漿液性脈絡網膜症、加齢黄斑変性、黄斑浮腫など)のOCT画像を、毎日の診療で役に立つような診断のポイントや治療後の所見などの解説をしながら紹介したい。 |