ヤマダ ハルヒコ   YAMADA HARUHIKO
  山田 晴彦
   所属   関西医科大学  眼科学講座
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 血管新生緑内障を伴った増殖糖尿病網膜症に対する緑内障手術併用硝子体手術
会議名 NOW2009(第15回日本糖尿病眼学会総会)
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎城信雄, 山田晴彦, 南部裕之, 舘野寛子, 加賀郁子, 高橋寛二, 松山加耶子, 和田光正, 緒方奈保子, 西村哲哉, 松村美代
発表年月日 2009/12
開催地
(都市, 国名)
名古屋
概要 目的:我々は硝子体手術が必要な血管新生緑内障を伴った増殖糖尿病網膜症に対して、2006年12月以降はbevacizumabを術前投与して緑内障手術併用硝子体手術(G+VIT)を行なっている。今回G+VITにおいてbevacizumab不使用群(-群)と使用群(+群)の術後成績を比較した。
対象と方法:2001年4月から2008年4月にG+VITを行い、1年以上経過観察できた30眼(-群20眼、+群10眼)。術前眼圧は-群36.3mmHg、+群41.6mmHg。+群では術前にbevacizumab1.25mgを硝子体内投与した。併用緑内障手術は、-群は非穿孔性線維柱帯切除術9眼、線維柱帯切除術(LET)9眼、眼内毛様体レーザー5眼。+群はLETのみ10眼。
結果:術後眼圧(-群、+群)は、1年14.7mmHg、14.3mmHg、2年14.1mmHg、15.7mmHgで、初回手術の眼圧コントロール率は術後2年で27.5%、66.7%であった。緑内障追加手術は術後2年で-群8眼、+群2眼に要した。術後2年の視力経過は、両群とも視力維持以上が60%、0.01未満の視力が30%あり、差がなかった。
結論:bevacizumabを投与することで、初回からLETが可能となり、初回手術での眼圧コントロールが改善し結果的に手術回数を減らす事が出来た。